下まぶたがたるんでいて疲れてみえる、疲労時や夜になると下まぶたが特にたるんで老けてみえる、このような方は、皮膚に一切傷をつけない「経結膜脱脂」で簡単に解決できます。
この手術はクマ、たるみの原因である眼窩脂肪をまぶたの裏側から摘出する手術です。
術後は腫れも少なく皮膚側に傷がないため、翌日よりメイクが可能でお休みがほとんどとれない方にも向いています。
目の下のクマ・たるみと称される涙袋(Baggy eyelids)ですが、加齢とともに徐々に目立ってきます。
原因は加齢により眼窩内に眼球を支持する眼球堤靭帯(Lockwood's ligament)が弛緩し、眼球下垂による眼窩(眼球が入っている頭蓋骨のくぼみ)下方の脂肪圧が高まることで前方に突出することによります。
手術は、まぶたの裏側を5mmくらい切開し、脂肪を摘出します。経結膜脱脂の最大のメリットは、皮膚の外側には、一切傷をつけず下まぶたの裏側より、その原因である脂肪を取り除くことにあります。
また、皮膚側に傷がつかないため、当日よりアイメイク、洗顔も可能ですし、手術後の腫れは殆ど目立ちません。一般的に3~7日間ほど、少しまぶたが腫れぼったいと感じる程度です。結膜側アプローチは、“腫れない”ことが特徴の手術です。
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Baggy eyelid(泣き袋) |
結膜側約1cm切開します |
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3つのコンバートメントに分かれて |
術前のデザイン通り(通常は内側・ |
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切除脂肪の断端は丁寧に |
予定の脂肪を切除したら |
・デザイン
術前に座った状態で切除すべき脂肪の部位をマーキングします。
眼窩脂肪は下眼瞼では3つのコンパートメントに分かれているため、どの部位の脂肪をどのくらい切除するか分析する必要があります。
・下眼瞼をめくって引っくり返し、眼瞼結膜最下端(Fornix)より瞼板下端の間で約1~1.5cmの横切開を加えます。(瞼板=まぶたの縁を作っている軟骨の板)
・結膜切開後は眼窩隔膜(septum)前面から隔膜を切開すると眼窩脂肪が現れて出てきます。
下眼瞼の脂肪は内側、中央、外側と3つのコンパートメントに分かれていますが、術前の評価通りに切除します。
主として内側、中央の脂肪をペアン(止血鉗子の一種)で挟んだ後に、電気メスでしっかりと止血、凝固しながら切除します。
・最後に結膜切開創はドレナージ(血液排出)の意味で縫合は行いません。
目の近くの手術なので、痛みを心配される方がいらっしゃいますが、皮膚側を切らない手術ですので、手術当日はもちろんのこと、術後の痛みもほとんどなく安心して受けられる手術です。眼窩脂肪の突出が、クマやたるみのように見えている方は、経結膜側脱脂法により、すっきりとした目もとになります。